まぁ、こんな事が当たり前なわけが無いのですが、皆さん仕方なく働いているのでしょう。
しかし、このサイトはサービス残業に悩んでいる方々を慰めるところでも、会社のやり方を変えさせるところでもありません。
サイトの方針としては、「もらうモノもらって、早く辞めなさい」です。
贅沢言わない!
悪いのは会社だけれども、サービス残業を問題にすれば会社と喧嘩することになります。サービス残業でぐだぐだ言っているような平社員が会社の経営に口を出して、改革できるはずも無いでしょう。そもそも、そんな労力をかけてまで会社に尽くすような義理やマゾ趣向でもあるのですか?
愚痴ならSNSにでも書き込んで、みんなでわいわいやれば良いでしょう。
ここは、不当な過重労働に陥り抜け出す手段や勇気が持てない人が駆け込むところです。
本気の方以外は、よそにジャンプしてください。(まぁ、見るのは勝手なんだけどね)
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ずばり言うと、あなたや同僚が舐められているのです。
私も会社を経営していたので分かります。
親会社や他の会社との付き合いの中で、如何に経営側が労働者を舐めているかと言うことが分かりました。労働者が考える「会社が労働者をなめている実感」よりも遙かに舐めています。
そもそも、人材となんか思っていません。給料の支払いを労働に対する対価とも思っていません。
単なるやっかいな経費ぐらいとしか考えていないのが実情です。
「最初は仕事も出来ない労働者を雇って育てたりしているのだから・・・」
→では、最初からできる人を中途で採用すれば良いでしょう。
→では、どのくらいの量の仕事をどの程度のレベルで出来るようになったら良いか明示してください。
「労働者は経営責任などの重責が無いから」
→それを負わせたいのであれば、あなたと報酬が同じになりますよ?
→最初から分かっていることですし、あなたは席を譲る気は無いですよねぇ。
上記のような言葉は全て、まやかしです。論点をそらしているに過ぎません。
苦しい思いをしている会社も、確信犯的にサービス残業を行わせる会社も、根底には労働者への冒涜とも思える下層意識があります。
「俺たちの若い頃は・・・」
→それはあんた達の勝手だろ。じゃぁ、同じような苦労をすれば社員をこき使って自分の生活は守れるような立派な馬鹿経営者になれるのか?それは約束出来ないでしょう。
そもそも、会社のヒエラルキー上層部まで上る人は限られています。
サービス残業と言っても、種類があると思うのです。
小企業で、みんな一緒にがんばっていこうという気概があり、社長以下全員でがんばっているようなところであれば、「4」位までなら許せる気がします。本当に社員のことを考えてくれるなら、あまり無理はさせないはずですし、それなりに融通も利かせてくれて居心地も悪くないと思います。
ただし、「4」だと週に5時間、月に20時間、基本給18万なら時給は1,070円位です。残業だと25%増しですので1,338円になります。26,760円が搾取されている計算になります。このあたりを様々な自分視点で天秤にかけて、納得出来なければ辞めてしまった方が良いです。5年もそのまま働いていれば160万を超えますので車ぐらい余裕で買えます。
人によって感じ方は様々だと思うのですが、国税局の監査対象となるような企業は中企業以上と考えても良いと思います。たとえ社員数が100名程度であっても、それだけの利益を出しているからこそ国税局の監査対象となるのです。社会的責任も大きいことを自覚するべきです。ちなみに、一般の企業なんかは登記された本社地域の税務署が監査しています。
また、社員数が1,000名程度も中企業でしょう。
中企業となると、社員数も増えてきて一人一人に気が回りません。管理するのは無能な中間管理職です。無能と言うのには理由があります。人生経験もキャリアも少ない人間に、人を管理するなんて出来ないからです。管理するというのは全てに責任を持つと言うことです。会社が指示したことであってもコンプライアンスに抵触することならば、具申進言等をして是正を促す義務があります。そういったこともしない管理職というのは無能です。しかし、これを読んでいる皆さんはそういったことができますか?出来ないのであれば、無能な上司を無能と呼ぶ権利は無いので、増長しないでください。
大抵は、無能な社員が無能な管理職になるのですから、皆さんも人ごとではありません。
さぁ、話を元に戻しましょう。
中企業となると、稚拙ながらもコンプライアンスを言い出したりします。
このコンプライアンスの意味が本当に分かって使っているのかは疑問ですが、サービス残業なんてコンプライアンス違反ど真ん中です。コンプライアンスって、個人情報や、社内秘に対してのことだけじゃ無いのですよ。企業として、関連法令、条例等に基づいて正しい経営を行うと言うことですから、労働基準法を破っていたのでは話になりません。で、中企業の場合で、給料がそれほど悪くなく思えて社内環境も良い場合なら、「2」までは許される気がします。居心地が良いなら「3」でも私ならOKです。
大企業というと、皆さんはすぐにトヨタやパナソニックなどを想像するでしょうが、基本的に東証に上場(2部も含む)している企業は大企業と考えた方が良いです。
そういった会社の、社員に対する責任は大きなものになりますから、社員の労働管理も正確に行わなくてはなりません。原則、サービス残業というのがあってはならないと思います。
しかし、「寄らば大樹」はきれい事ではなく世の常です。「3」の30分程度の残業であれば、ほとんどの人が我慢出来るでしょうし、賞与や将来性を考えれば1時間でも2時間でも我慢する人が多いと思います。
私も1日平均12時間を360日続けたことがあります。まぁ、やり甲斐もあったので全くストレスにもならなければ疲れたとも思いませんでした。その後も2年位は会社で一番働いていました。
また、肉体労働も1日10時間位の労働を1ヶ月に1日の休日で7ヶ月ほどしたこともあります。こちらはさすがに半年を超える位から疲れが溜まるようになりました。しかし、楽しい職場でしたのでストレスは無かったです。
これを読んでいる皆さんは、どういった企業でどのようなサービス残業で悩んでいるのでしょうか。
上記に列記した残業のタイプで、「5」以上のものは完全アウトだと思います。
私は考えたのですが、人間一生懸命に仕事をしていると思っても、8時間ずっと集中して仕事をしていることなど出来ません。集中して仕事をしている時を100%としたら、平常運転は60%程度と言ったところでしょう。そういう風に考えると、私個人の考えとしては30分や40分の片付け作業や雑務であればサービス残業しても良いと思っています。こういった考えを受け入れられない人はたくさんいるとは思いますが、お互い様という妥協点を探るのもビジネスというモノです。
しかし、2時間以上の残業となると話は違ってきます。それを毎日しなければならないと言うことは、完全に経営者の無能が原因です。レイバーコントロール以前に、経営計画が成り立ってないのでしょう。つまり、その事業はゾンビ状態と言うことです。
もしも、許されるサービス残業があるとしたら、いずれ報われる将来への希望が見いだせる仕事だけです。そんな言い夢を日本で見させてくれる企業は、ほんの一握りでしょう。昭和の日本は、そんな企業であふれていたのですが・・・。
兎に角、金にもならない仕事を引き受けているから、給料が払えないわけです。
そんな仕事を引き受けている会社に責任があります。(原価計算を知らないのか?)
社員ががんばらない性ではありません。その程度の社員しか集められない会社ブランドにも問題があるのですし、その程度の人間で利益を上げる仕組みを作れない会社に問題があります。
サービス残業なんてものは、本当はない方が良いと言うより法律で禁止されています。
そんな企業はとっととつぶれた方が日本経済のためです。
悪しき習慣を断ち切れないのは、労働者の責任でもあります。
納得のいかないことをうやむやにしていることが馬鹿経営者をはびこらせている原因です。
ですから、同僚と我慢比べをするのは止めましょう。そんな会社で生き残ったとしても何の自慢にもなりませんし、そんなに得をすることはありません。
お金さえ稼げればどんな仕事をしていても良いじゃないですか。
将来への不安?そんなモノはまやかしですよ。どのような状況でだって不安はあります。
サービス残業なんてさせる会社に在籍しているほうがよほど不安があります。
自分の生活のリスク管理をそんな会社に依存していて良いんですか?
会社に奪われている時間を他のことに使った方が良いですよ。
失った時間は二度と返ってこないのです。
時間だけは誰にでも平等です。どんなにお金を積んでも買えません。
だから金持ちは時間を大切にするのです。金持ちがあなたがしている仕事をすることは無いと思いますが、金持ちなら将来的なリターンが見込めないようなサービス残業をさせる会社などは1日で辞めてしまうことでしょう。(その時点で断るかな?)
上司や社長が言う「若いうちの苦労は買ってでもシロ」というのは詭弁です。
それはリターンが見込める将来的希望がある場合だけです。そういったビジョンを見せることも出来ないのに偉そうなことは言わないでほしいと思うようにならなければなりません。
とにかく、あなたはお金以上に時間という最も価値のあるものを失っています。
サービス残業を「つらい」と思わせるほどさせる会社を、すぐに辞める決意をすべきです。
サービス残業が嫌で辞める人は「会社都合」での退職が可能です。
これが、単なる残業過多(過去3ヶ月連続45時間/月オーバーを除く)による退職との違いです。
サービス残業は違法ですから、それを理由に退職を労働者側から申し出られた場合、サービス残業の証拠さえあれば「会社都合」での退職が可能です。つまり、失業手当(正式名称は求職者の基本手当)が7日間の待機ですぐに支給されます。(最低6ヶ月の雇用保険加入期間が必要)
失業手当は、だいたい給料の60%と考えておけば良いでしょう。
ですから、急に生活が出来なくなるわけではありませんので、一応は安心してください。
それではサービス残業がつらくて又は納得出来なくて辞める決意が出来たら次のことをしましょう。
また、会社の違法行為を調べましょう。